もしかしたら、蓄積タイプの食物アレルギーでは
「同じフードを与えていますが、
これまでは何ともなかったのに、下痢や嘔吐をするようになった…」
というお声をいただくことがあります。
私たちはこれまで、フードが原因ではなく、
たまたま犬たちの消化器系などの体調が悪いからだろうと考えておりました。
ただ、「同じフードを与えていますが、これまでは何ともなかったのに~」という点が気にかかります。
下痢や嘔吐の原因は様々ですから、獣医師に診ていただかないと正確にはわかりませんが、
フードを食べると下痢や嘔吐をするということですので、
「フードを食べると~」を考えると、
「もしかしたら食物アレルギーではないか」という推定ができます。
埼玉県獣医師会のホームページによりますと
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食物アレルギーとは・・・
食物中の主にタンパク質(食物抗原)に対する過剰な免疫反応よって皮膚の痒み、
下痢、嘔吐、などの症状が起きることを言います。
症状は・・・
顔(眼・口の周り)、肛門周囲、わきの下、背中、手足の先の痒みや皮膚炎、
および外耳炎(よく似た症状に犬アトピー性皮膚炎がありますが、
こちらは背中に皮膚炎が出ることはありません)、慢性的で繰り返す下痢や嘔吐。
その子によっては皮膚症状がなく、慢性的な下痢・軟便や嘔吐だけの時もあります。
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(※公益社団法人 埼玉県獣医師会様のホームページから引用させていただきました)
犬の食物アレルギーについて 詳しくは… 公益社団法人 埼玉県獣医師会 >>
上記の食物アレルギーの症状に、
「慢性的で繰り返す下痢や嘔吐。その子によっては皮膚症状がなく、慢性的な下痢・軟便や嘔吐だけの時もあります。」
という記載があります。
下痢や嘔吐といった場合は重篤な病気の可能性も否定できませんので、まずは獣医師に診てもらうことが不可欠です。
その上で特に原因が特定できない場合は、食物アレルギーを疑ってみてもよいかもしれません。
後天的に表れる「遅延型フードアレルギー」
食物アレルギーは原因となる食物を食べてすぐに発症するだけではありません。
同じフードを食べ続けてきて、これまでは何もなくても突然に発症する場合があります。
長年の食物摂取により知らない間に蓄積されたことによって、後天的に現われる「遅延型フードアレルギー」と呼ばれるものです。
「遅延型フードアレルギー」は見つけられにくく、また忘れられがちです。
これまで何も無かった愛犬が、まさか食物アレルギーとは誰もが思いも寄りません。
私たちもこれまで気付くことができませんでした。
「これまでは何ともなかったのに、下痢や嘔吐をするようになった…」というお問い合わせをいただきましても、フードが原因などとは考えたこともなく、こういった情報をお伝えすることが出来ず申し訳なく思っております。深くお詫び申し上げます。
遅延型フードアレルギーによって、下痢や嘔吐が起こることもあり得るということをお伝えできればと思いこのページを作成させていただきました。
フードを変えることで解決、さらにブランドを超えてのフード・ローテーションが大切
フードを変えることで解決できます。
下痢や嘔吐でお悩みの場合は、フードを変えてみるというのも1つの方法です。
後天的に現われる「遅延型フードアレルギー」が原因の場合は、フードを変えることで解決できます。
遅延型フードアレルギーを予防するためには、
ブランドを越えてのフード・ローテーションが大切です。
症状が治まった後も、遅延型フードアレルギーを予防するためには、ブランドを越えてのフード・ローテーションが大切になります。ブランドを選定することが前提になりますが、ブランドを越えることで原材料の重複が少なくなり、「遅延型フードアレルギー」を発症するリスクが低減します。
「このフードで治まったから、ずっとこのフードで」という方法は、再度、同じ事を繰り返すことになります。思い切って次のフード、さらに次のフードというように試されることをおすすめします。
そうすることで愛犬はより健康になり、アレルギーを発症することも無くなります。
また、パピー用、成犬用、シニア犬用といったライフステージ別のフードの場合は、全く同じ原材料が使われているフードが多く、パピーから成犬、シニアへと同じブランドのフードを食べ続けると、同じ食材だけを一生食べ続けることになります。これはとても正常な食生活と言えるものではありませんし、成犬からシニアになって、突然アレルギーを発症することも珍しくありません。
遅延型フードアレルギーを予防するためにも、パピーからフード・ローテーションを考慮されることおすすめします。
フード・ローテーションをするのに最適なフード
単一の動物性たんぱく源で構成されているシングルプロテイン・フードが、フードをローテーションするのに最適なフードといえます。
アレルギーを持つ犬たちにも配慮
単一の動物性原材料を使う、シングルプロテイン・フードのメリットの一つは、特定のたんぱく源にアレルギーを持つ犬たちが、アレルゲンを簡単に避けることができるという点です。つまり、アレルギーを持つ犬たちにも配慮がなされているという気配りがあります。
もう一つは、これはアレルギーを持つ犬たちだけでなく、アレルギーのない犬たちもシングルプロテイン・フードならではの大きな利益を享受できるというメリットです。
それぞれの肉の特色を最大限に享受でき、その肉の味をしっかり味わえる
それぞれの肉にはそれぞれの特色があり、味があります。それぞれの肉の特色を把握し、選ぶことで愛犬に合うフードを選ぶことができ、その肉の特色を最大限に享受することができます。
シングルプロテイン・フードをローテーションすることは、異なった特色のフードを次々に食べることができ、その肉の味をしっかりと味わうことができることです。
犬たちの食生活はバラエティー豊かになり、より健康に、より幸せになります。
≫ フードのローテーションについて
私たちがおすすめする単一の動物性原材料を使ったシングルプロテイン・フード
まずは、イギリスからやってきたAATU(アートゥー)です。
AATU(アートゥー)は、イギリスではメジャーなブランドで、新鮮な生肉を主原料にした単一たんぱく源のフードとして世界ではじめての製品になります。
AATU(アートゥー)
上質な肉食を好む愛犬のために原材料中、肉類(魚類)を80%使用、 20% に野菜、フルーツ、ハーブ、植物原材料を使用しています。
AATU(アートゥー)には、チキン、ダック、ターキー、サーモン & ニシン、シェルフィッッシュ、
パピーサーモンの6種類のフードがあります。
それぞれの肉の特色は各商品ページに記載しております。愛犬に合うフードを探してみてください。
そして、愛犬がより健康で元気であるためにフード・ローテーションをぜひお試しください。
ブランドを越えて、AATU(アートゥー)とローテーションをしていただきたいのが、ニュージーランド産のKia Ora(キアオラ)です。AATU(アートゥー)と組み合わせることでバリエーションの幅が一気に広がります。
Kia Ora(キアオラ)
犬の健康に必要な原材料のみの配合にこだわり、ニュージーランド産の自然放牧の良質な肉を可能な限り多く配合することに集中しています。
Kia Ora(キア オラ)には、自然放牧で牧草を食べて育ったベニソン、ラム、グラスフェッドビーフの3種類があります。
ベニソン、ラム、グラスフェッドビーフがそれぞれの主原料になりますが、必須脂肪酸のオメガ3を豊富に含むサーモンが組み合わされています。
厳密に言えばミックスプロテインになりますが、ベニソン、ラム、グラスフェッドビーフが主原料になりますので、シングルプロテイン・フードとしてご提案させていただいております。
3種類のフードのそれぞれの肉の特色は各商品ページに記載しておりますので、愛犬に合うフードを探してみてください。
Kia Ora(キア オラ)は、AATU(アートゥー)とローテーションすることによって、互いに無い肉を補うことができる最適な組合わせです。
最後にご紹介させていただくのが、ZiwiPeak(ジウィ ピーク) エアドライ・ドッグフードです。
ZiwiPeak(ジウィ ピーク) エアドライ・ドッグフード
肉類・魚介類の含有量96%以上、消化率95%以上のため、生肉食とほぼ同じレベルの栄養を吸収できます。
ZiwiPeak(ジウィ ピーク) エアドライ・ドッグフードには、ベニソン、ラム、NZグラスフェッドビーフ、トライプ & ラム、NZマッカロー & ラム、NZフリーレンジ・チキンの6種類があります。
いずれも、ニュージーランドの原材料を使用し、ニュージーランドで生産されています。
ZiwiPeak(ジウィ ピーク)は、粒タイプではなく、ジャーキータイプです。
原材料の96%が、肉類・魚介類で構成されており、穀物はもちろん豆類などは使う必要がないので使用されておらず、炭水化物含有量は4%以下です。
究極のドライフードと呼べるフードですが、欠点がただ一つ、それは高価なこと。
大型犬や中型犬で毎日の食事にとなると、家計が大変かも知れませんが、小型犬ならご利用いただけるかと思います。
大型犬、中型犬の場合、毎日は大変かも知れませんが、2~3ヶ月に一度の割合で、20日~1ヶ月程度の給与期間でのローテーションなら、いかがでしょうか。
1日の給与量から20日~1ヶ月分の食費を計算してみてください。
それだけの無理をする価値のあるフードです。
ZiwiPeak(ジウィ ピーク)は、 AATU(アートゥー)、Kia Ora(キア オラ)とのローテーションをおすすめします。6種類のフードのそれぞれの肉の特色は各商品ページに記載しておりますので、愛犬に合うフードを探してみてください。
上記の3ブランドのローテーションに加えていただきたいのが、
Wysong Epigen(ワイソン エピゲン)、そしてTRIPE DRY(トライプドライ)です。
ZiwiPeak(ジウィ ピーク) 商品一覧>>
Wysong Epigen(ワイソン エピゲン)
炭水化物原材料を使わない、Starch Free(でんぷん不使用)を実現したドライフードです。
チキンが第一主原料の成犬用ドッグフードです。グレインフリー・フードの先を行く、原材料にスターチ(でんぷん)不使用とすることで、たんぱく質60%、炭水化物含有量1%以下を実現しています。
犬種を問わずご愛用いただけます。
成犬用ですが、量を加減することでパピー、シニア犬にもご利用いただけます。
Wysong Epigen(ワイソン エピゲン) 商品一覧>>
TRIPE DRY(トライプドライ)
肉食性の犬本来の食事を再現。カナダ国内で生産された新鮮な原材料を豊富に使用し、製造もカナダで行うことでより新鮮なドッグフードを提供。
世界中を探しても同じようなものはおそらく存在しないだろうと思われるグリーントライプが主原料のドライフードです。シングルプロテインの1種類を含めて、全7種類あります。
ブランドを越えてのフード・ローテーションをぜひお試しください。
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